PHP serialize シリアライズ コンバーター

保存用表現から PHP の値を生成する unserialize()

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値の保存可能な表現を生成する serialize()

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PHPのserializeとは?仕組み・使い方・注意点を解説

PHPで開発をしていると、「配列やオブジェクトをそのまま保存したい」「セッションやデータベースに一時的にデータを格納したい」と思う場面があります。そのようなときに使われるのが php serialize です。

serializeは、PHPの配列やオブジェクトといった複雑なデータ構造を、1つの文字列として扱えるように変換する仕組みです。一方で、使い方を誤るとエラーやセキュリティリスクにつながることもあり、正しい理解が欠かせません。

本記事では、php serializeの基本的な仕組みから使い方、unserializeとの関係、実際の利用シーン、注意点やセキュリティ面までを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。PHP開発でserializeを使うべきか迷っている方や、仕組みをしっかり理解したい方はぜひ参考にしてください。

php serializeとは何か

php serializeとは、PHPの変数(配列・オブジェクトなど)を文字列として保存・受け渡しできる形式に変換するための仕組みです。
PHPには標準関数として serialize() が用意されており、特別なライブラリを使わずに利用できます。

通常、配列やオブジェクトはそのままではファイルやデータベースに保存できません。serializeを使うことで、これらの複雑なデータ構造を1つの文字列に変換し、保存・通信が可能になります。

データを文字列に変換する仕組み

serializeは、変数の型・構造・値をすべて含んだ形で文字列に変換します。
例えば、配列であれば「配列であること」「要素数」「キーと値の関係」まで保持されます。

この文字列はPHP独自のフォーマットで、後から unserialize() を使うことで、元の変数の状態を正確に復元できます。そのため、単なる文字列変換ではなく、「データの完全なスナップショット」を保存するイメージに近い仕組みです。

serializeが必要になる場面

php serializeは、主に次のような場面で利用されます。

  • 配列やオブジェクトをセッションに保存したいとき

  • データベースの1カラムに複雑なデータを格納したいとき

  • キャッシュや一時データとしてまとめて保存したいとき

  • 外部ファイルにPHPの変数をそのまま保存したいとき

このように、「PHPの変数をその形のまま扱いたいが、保存や転送の制約がある」場合に、serializeは非常に便利な手段となります。

serializeで扱えるデータ型

php serializeは、多くのPHPデータ型を文字列へ変換できます。ただし、すべての型が安全・完全に扱えるわけではないため、対応範囲と制限を理解しておくことが重要です。

配列・オブジェクトの扱い

serializeが最も得意とするのが、配列とオブジェクトです。

  • 配列

    • 連想配列・多次元配列のどちらも対応

    • キーと値、階層構造を保持したまま変換可能

  • オブジェクト

    • クラス名

    • プロパティ(public / protected / private)

    • プロパティの値

これらの情報がすべて文字列に含まれるため、unserialize() を使えば、元の配列やオブジェクトをほぼ完全に復元できます。
そのため、セッション保存や一時データ管理でよく利用されます。

serializeできない/注意が必要な型

一方で、serializeには注意すべきデータ型も存在します。

  • リソース型

    • データベース接続

    • ファイルポインタ

    • cURLハンドル など

これらはserializeしても意味のある形で復元できません。
unserialize() すると false になったり、エラーが発生する原因になります。

また、以下の点にも注意が必要です。

  • クロージャ(無名関数)は基本的にserialize不可

  • オブジェクト内にリソース型が含まれている場合、正しく復元できない

  • クラス定義が存在しない状態でunserializeするとエラーになる

このように、serializeは便利ですが、「どのデータ型を扱っているか」を意識せずに使うと、思わぬ不具合につながる可能性があります。

serializeの基本的な使い方

php serializeは、非常にシンプルな関数で利用できます。ここでは、基本構文と具体的な使用イメージを通して、serializeの使い方を確認していきます。

serialize関数の基本構文(h3)

serializeは、次のような構文で使用します。

$string = serialize($variable);

引数には、文字列・数値・配列・オブジェクトなどの変数を指定します。

戻り値として、PHP独自形式の文字列が返されます。

この文字列は、そのままデータベースやセッション、ファイルなどに保存できます。

実際の簡単な使用例(h3)

例えば、配列をserializeすると次のようになります。

$data = [ 'name' => 'Taro', 'age' => 30, ];
$serialized = serialize($data);

この結果、$serialized には配列の構造と値を含んだ文字列が格納されます。

一見すると人が読むには分かりづらい文字列ですが、PHPにとっては重要な情報がすべて含まれています。

そして、元の配列に戻したい場合は unserialize() を使用します。

$original = unserialize($serialized);

これにより、$original$data と同じ配列構造になります。

このように、

  • serialize:変数 → 文字列

  • unserialize:文字列 → 変数

という形でセットで使われるのが基本的な使い方です。
PHP内部でデータの形を保ったまま保存・復元できる点が、serializeの大きな特徴と言えます。

unserializeとは?serializeとの関係

unserializeは、serializeによって文字列化されたデータを、元のPHP変数に戻すための関数です。
serializeとunserializeは必ずセットで考える必要があり、この2つの関数によってデータの保存と復元が成り立っています。

unserializeの役割と基本構文

unserializeの基本構文は以下のとおりです。

$variable = unserialize($string);

引数には、serialize() によって生成された文字列を渡します。

正しい形式の文字列であれば、元の配列やオブジェクトがそのまま復元されます。

ただし、serializeされた内容に対応するクラスが存在しない場合や、データが壊れている場合は、エラーや false が返ることがあります。

serialize → unserializeの流れ

一般的な利用の流れは次のようになります。

  1. PHPの配列やオブジェクトを serialize() で文字列化

  2. その文字列をデータベースやセッション、ファイルに保存

  3. 必要になったタイミングで文字列を取得

  4. unserialize() で元の変数に復元

この流れを使うことで、複雑なデータ構造をそのまま保持した状態で扱うことが可能になります。

ただし、unserializeは外部から渡されたデータをそのまま復元すると、セキュリティ上のリスクを伴う場合があります。
そのため、利用シーンやデータの信頼性を十分に考慮することが重要です。

serializeの代表的な利用シーン

php serializeは、データを一時的に保存したり、PHP内部の構造を保ったまま管理したい場面でよく利用されます。ここでは、代表的な利用シーンを具体的に見ていきます。

セッションへの保存

serializeは、セッションデータの保存でよく使われます。
セッションには文字列としてデータが保存されるため、配列やオブジェクトをそのまま格納する際にserializeが活躍します。

ユーザー情報や一時的な状態管理など、ページをまたいで同じデータを保持したい場合に便利です。

データベースへの保存

配列や複数の設定値を、データベースの1カラムにまとめて保存したい場合にもserializeが利用されます。

例えば、設定情報やオプションデータを1行にまとめて保存し、必要なときにunserializeで復元するといった使い方です。
特にWordPressでは、オプションテーブルやメタデータでserializeされた値が使われることがあります。

キャッシュや一時データの管理

一時的な計算結果や、頻繁に使うデータをキャッシュとして保存する場合にもserializeは有効です。

ファイルキャッシュやメモリキャッシュにserializeしたデータを保存しておくことで、再計算のコストを減らし、処理速度の向上につながります。

このように、serializeは「複雑なデータをまとめて扱いたい場面」で力を発揮する仕組みです。

serializeを使う際の注意点

php serializeは便利な反面、使い方を誤ると不具合やデータ不整合の原因になります。ここでは、実務で特に注意すべきポイントを解説します。

文字コード・環境差の問題

serializeされた文字列には、文字数(バイト数)情報が含まれています。
そのため、次のようなケースではunserializeが失敗することがあります。

  • 文字コードが途中で変換されている

  • 文字列が意図せず編集・改行されている

  • データベース保存時に文字コード設定が異なる

特に、日本語を含むデータを扱う場合、
「保存時と取得時で文字コードが変わっていないか」は重要なチェックポイントです。

PHPバージョンによる挙動の違い

serializeされたデータは、PHPのバージョンやクラス定義に依存します。

  • PHPのバージョンアップでクラス構造が変わった

  • プロパティ名や可視性を変更した

  • クラス自体を削除・リネームした

このような変更があると、過去にserializeしたデータをunserializeできなくなる場合があります。

長期保存が必要なデータや、将来的に仕様変更が想定されるデータについては、
serializeの利用を慎重に検討することが重要です。

よくあるエラー・トラブル例

php serializeを利用していると、unserializeが失敗したり、想定どおりにデータが復元できないケースがあります。ここでは、実務でよく遭遇するトラブルと、その原因を整理します。

unserializeできない場合の原因

unserializeが失敗する主な原因は次のとおりです。

  • serialize文字列が途中で欠けている

  • 文字数情報と実際の文字列長が一致していない

  • 保存・取得の過程で文字列が改変されている

  • 対象のクラスが読み込まれていない

特に多いのが、データベース保存時や文字コード変換による破損です。
改行やエスケープ処理が入ると、unserializeは正しく動作しません。

データが壊れるケースと対処法

データ破損を防ぐためには、次の点を意識する必要があります。

  • serialize文字列を人の手で編集しない

  • 適切な文字コード(UTF-8など)で一貫して扱う

  • データベースのカラム型・サイズに余裕を持たせる

  • クラス構造を変更する際は既存データへの影響を考慮する

また、トラブルが頻発する場合は、
「そもそもserializeを使う必要があるか」を再検討することも重要です。
状況によっては、json形式など、より扱いやすい方法に切り替えることで問題を回避できるケースもあります。

まとめ

php serializeは、配列やオブジェクトといった複雑なデータ構造を、文字列として保存・復元できる便利な仕組みです。セッション管理や一時データの保存など、PHP内部で完結する処理において大きな力を発揮します。

一方で、文字コードやPHPバージョン差による不具合、unserializeを起点としたセキュリティリスクなど、注意すべき点も少なくありません。特に、外部から渡されるデータを安易にunserializeすることは避ける必要があります。

重要なのは、「serializeが必要な場面かどうか」を見極めることです。用途によってはjson形式のほうが適している場合も多くあります。php serializeの特性と制限を正しく理解したうえで、適切な場面に限定して活用することが、安全で安定したPHP開発につながります。